共働き家庭にとって大きな関門となる「小1の壁」。しかし、それを乗り越えた先に待っているのが「小2の壁」です。
「小1の壁」はよくメディアでも耳にしますが、「小2の壁」についてはまだ情報が少なく、直面して初めてパニックになるケースが少なくありません。
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今回は、我が家が直面した「小2の壁」の厳しい現実と、それを乗り越えるために実践した「ひろば事業」と「習い事」を組み合わせた放課後対策、実際のスケジュールについてリアルな体験談をお届けします。
そもそも「小2の壁」とは?なぜ2年生で学童に落ちるのか
「小2の壁」とは、小学1年生の時に利用できていた学童(放課後児童クラブ)を、2年生の継続審査で落とされてしまい、子どもの預け先に困る状態を指します。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?理由は大きく分けて2つあります。
低学年(1年生)の受け入れが優先されるため
地域の児童数の急増による「待機児童」の増加
【体験談】定員45人に対して待機児童47人の衝撃
長女が通っている小学校は1学年2クラスの小規模な学校です。当時は、学童の受け入れ人数も少なく、定員数は30人(上限45人)という狭き門。
長女が2年生に進級する年、一つ下の新1年生の入学児童数が例年より多く、学童の利用希望者が殺到しました。その結果、学童側は以下のような大激震に見舞われることになったのです。
| 項目 | 前年度 | 長女の進級年(変化) |
| 学童の受け入れ人数 | 45人 | 45人(上限いっぱい) |
| 待機児童数 | 25人 | 47人(約2倍に急増!) |
上限45人を受け入れても、なお47人が溢れてしまうという異常事態。1年生が最優先で枠を埋めてしまうため、2年生になる児童の多くが容赦なく退所となってしまいました。
学童仲間のママ友・パパ友の間にも激震が走り、顔を合わせれば「学童どうだった?」「うちも落ちたんだよ…これからどうする?!」という不安な会話ばかりが繰り広げられていました。
学童に落ちた共働き家庭がとった4つの対処法
学童落選の通知を受けてから、地域のママ友たちと必死に情報交換をしてあがってきた対処策は、主に以下の4つでした。
完全リモートワークへの切り替え:夫婦のどちらかが常に自宅にいる状態を作る
リモートワーク×民間学童の併用:出社せざるを得ない日だけ、料金の高い民間学童を利用する
「ひろば事業」×習い事の組み合わせ:公的な放課後遊び場と習い事で時間を埋める
連絡ツールの確保:キッズケータイやスマホを持たせ、仕事の合間にこまめに状況を確認する
それぞれの家庭が仕事の状況に合わせて模索していましたが、我が家が選択したのは「3. ひろば事業×習い事の組み合わせ」でした。
我が家を救った「ひろば事業」とは?学童との違いを解説
我が家では、地域の「ひろば事業」と複数の習い事を組み合わせ、さらに私自身がほぼリモート勤務(月1回ほど夫が在宅の日に出社)をすることで、この危機を乗り越えることにしました。
ここで重要な役割を果たしたのが「ひろば事業」です。
「ひろば」とは?
学校の授業終了後に、児童がそのまま学校の校庭や図書室、専用のひろば室などで、自主的な遊びや学習、読書などをして過ごせる事業です。
事前の登録申し込みと、傷害・賠償責任補償のための年間補償制度料(500円程度)を支払えば、誰でも希望する日に気軽に利用できるため、子どもの貴重な居場所となってくれました。
知っておきたい「学童」と「ひろば」の4つの違い
非常に便利なひろば事業ですが、学童とは性質が大きく異なります。利用を検討する際は、以下の違いに注意が必要です。
「預かり」ではなく「見守り」:スタッフさんはいますが、学童のように生活を管理・保育してくれるわけではありません。
おやつの提供はなし:夕方まで過ごすため、お腹が空きやすい点に対策が必要です。
帰宅時間が早い:夏は17時まで、冬は16時半までには下校・帰宅となります。
基本は自主性任せ:過ごし方は子ども自身の自主遊びや自主学習がメインとなります。
【実例】「ひろば×習い事」で乗り切った小2長女の1週間スケジュール
学童を落ちた長女が、放課後をどのように過ごしていたのか、当時のリアルな1週間のスケジュールを公開します。
(月曜日)
14:30~ ひろば
16:00~ 学研教室
17:30 帰宅
(火曜日)
14:30~ ひろば
16:45~ ダンス教室
17:45 帰宅
(水曜日)
14:00~ ひろば
17:00 帰宅(習い事がない日はひろば終了後まっすぐ帰宅)
(木曜日)
14:30~ ひろば
16:30~ 集字教室
17:30 帰宅
(金曜日)
14:30~ ひろば
16:00~ 英語教室
16:50 帰宅
このように、ひろばの終了時間(16:30〜17:00頃)に合わせて習い事をパズルのように組み合わせることで、子どもが1人で家で留守番する時間を最小限に抑える工夫をしました。
私がリモート勤務をすることで、夕方の習い事のお迎えにも対応でき、ひろば終了後にまっすく帰宅する日には「おかえり」と自宅で迎えることもできるため、仕事と両立することができると考えたのです。
まとめ:小2の壁は高かった。「ひろば×習い事」の限界と我が家の決断
小2の壁で学童に落ちたとき、自治体のひろば事業と習い事、そして私のリモートワークをパズルのように組み合わせ、なんとか乗り越えようと必死に踏ん張りました。
しかし、結論から言うと、我が家はこの生活を長く続けることはできませんでした。
一見、完璧に見えるスケジュールですが、分刻みで動く子どもの安全への不安、在宅勤務中にもかかわらず突発的に発生する対応、在宅だからこそ増えていく残業など、親側の精神的・体力的負担は想像以上だったのです。結局、この無理な両立に耐えきれなくなってしまい、半年後、私は長年勤めた正社員の仕事を退職するという大きな決断を下すことになります。
「小2の壁」は、小1の壁以上に高く、小手先のスケジュール調整だけでは突破できない厳しい現実が横たわっていました。
当ブログの「働き方体験談シリーズ」では、この学童落選から始まった我が家の「働き方改革」のリアルな軌跡を、全9回にわたって詳しく記録しています。
もし今、同じように「小2の壁」に直面して悩んでいる方や、これからの働き方に迷っている方は、ぜひ我が家の失敗と試行錯誤の全記録を参考にしてみてください。
関連記事:【全9回】学童落選から始まった、我が家の働き方改革ストーリー
読みたいステップから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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