「えっ、継続なのに落ちるの?」
2023年2月。小学1年生だった長女の学童継続利用の結果が届いた日、私はポストの前で固まりました。封筒のあまりの薄さに嫌な予感がしたのですが、中に入っていたのは無情な通知。
「待機順位11位」
「小1の壁」は覚悟して乗り越えたはずなのに、まさか小2に上がるタイミングで放り出されるなんて……。 今回は、学童落ちをきっかけに10年以上勤めた正社員を辞め、フリーランスや派遣を転々としながら「自分らしい働き方」を模索している私の体験談をお話しします。
今、同じように学童の結果に絶望している方の、何かのヒントになれば幸いです。
1. 練馬区・共働きフルタイム。それでも「学童落ち」したわが家の状況
当時のわが家は、客観的に見れば「優先順位は低くないはず」という状況でした。
家族構成: 夫(中央区勤務)、私(港区勤務・時短)、小1長女、年少次女
住まい: 練馬区の戸建て
勤務形態: 社会人歴10年以上。産休・育休を経て復職し4年。
次女が保育園ではなく「平日に園内で習い事ができる幼稚園」を選んでいたことなど、複数の事情はありましたが、夫婦ともにフルタイム(私は時短)で働いていました。 「なんとかなる」と思っていた矢先の、待機11位。この数字は、実質的に「今年度は絶望的」であることを意味していました。
2. 「小2で学童なし」はなぜ無理だったのか?
「2年生なら、放課後は家で留守番させればいいじゃない」 そう思う方もいるかもしれません。でも、わが家にはどうしても無理な理由がありました。
通勤時間の壁: 職場まで片道2時間。定時で上がっても帰宅は18時。小2の子に毎日3時間以上の留守番はあまりに酷です。
体力的・物理的な壁: 長女は体重増加不良で小柄。タブレット入りの重いランドセルを背負っての移動は、身体的に限界でした。
頼れる先の不在: 祖父母のサポートはなく、近隣に信頼できる民間学童(送迎付き)も見当たりませんでした。
何より、金融業界特有の「紙文化」が残る職場で、完全リモートは不可能。**「誰が子供を守るのか?」**という問いに、答えは一つしかありませんでした。
3. 会社との交渉で見えた「子育て支援」の限界
退職を避けるため、上司や所属部署の部長に相談しました。子育て中の先輩ママにも話を聞いて、部署内で話し合いを重ねました。
その際に提案されたのは「子どもに無理をさせる前提」の案ばかり
「民間を自力で探せないか?」
「一人で留守番できる体制は作れないか?」
所属部署だけでは結論が出ず、人事部長(同じく子育て経験者)とも話し合いを重ねました。その結果、異例の措置として**「週のほとんどを在宅勤務にする」**という道を作ってもらいました。
制度としては「救済」されたはずでした。しかし、現実は甘くありません。会社側の「辞めさせたくない」という思いは伝わりましたが、現場での運用はボロボロでした。
出社が必要な仕事は同僚に頭を下げて頼み、その申し訳なさから在宅中に深夜まで業務をこなす日々。 肌は荒れ、家の中は散らかり、余裕がなくなって娘に怒鳴ってしまう自分。**「何のために働いているんだっけ?」**という疑問が、日に日に膨らんでいきました。
4. 「仕事を辞める」と決めた瞬間
決定的な事件があったわけではありません。 ただ、ある日の夕方、仕事のメールを打ちながら、泣き出しそうな顔で「お腹空いた」と騒ぐ娘を見たとき、自分の中で何かがプツンと切れました。
「正社員としてのキャリア」を守るために、今の平穏な生活をすべて犠牲にしている。 この先、次女の入学や長女の受験が控えているのに、今の働き方をあと何年続けられるだろう?
「もう、辞めてもいいよね」
そう思った瞬間、不思議と涙は出ませんでした。あんなに執着していた「正社員」という肩書きが、驚くほど軽く感じられたのです。
まとめ:学童落ちに悩むあなたへ
私は結果として正社員を辞め、現在は派遣やフリーランスとして働いています。 収入は減りました。キャリアのレールからも外れました。でも、**「子供が帰ってきたときに『おかえり』と言える生活」**を手に入れたことに、後悔はありません。
もし今、学童に落ちて「仕事を辞めるしかないのか」と絶望しているなら、どうか自分を責めないでください。それはあなたの努力不足ではなく、社会のインフラが追いついていないだけです。
正社員を辞めることは「逃げ」ではなく、**家族を守るための「戦略的撤退」**だと私は思います。
学童問題で悩む方へのアドバイス
まずは会社に現状を相談する(制度が変わる可能性もゼロではない)
「正社員」以外の働き方の選択肢を、元気なうちに調べておく
一番大切なのは「ママの笑顔と子供の安心」だと割り切る
あなたの決断が、家族にとって最善の道になるよう応援しています。
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