正社員を辞めたあとは、思ったより静かでした。
新卒からずっと育休を取ってまで勤めていた職場を辞めるとなれば、喪失感のようなものに襲われるのではないかと思っていました。
ですが、そういった感情も特になく、だからと言って解放感もありませんでした。
ただ、「今日から私は無職なんだ」という事実だけが、ずしりと重かった。
けれど、感傷に浸る暇はありません。
まず向かったのは、区役所でした。
退職後すぐにやることは、想像以上に多い
会社を辞めると、自動的に“守られていた制度”から外れます。
健康保険、年金、雇用保険。
全部、自分で動かないといけない。
期限はほとんどが14日以内。
ぼんやりしている余裕はありません。
健康保険はどうする?私が国保を選んだ理由
退職すると、健康保険は次の3択になります。
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任意継続(会社の保険を最長2年継続)
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国民健康保険に加入
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配偶者の扶養に入る
私は国民健康保険を選びました。
理由はひとつ。
「どうせ、また働くつもりだったから。」
次女は預かり保育のある幼稚園に通っています。
正規保育の時間よりも長い預かり保育の時間。習い事で抜ける時間もあります。
けれど、戻ってきたら預かり保育を利用する友達と遊んだり、おやつを食べたりして過ごす。
ずっと長時間の利用をしてきたから、次女が築いてきた小さな社会がそこにありました。
そういった事情もあり、正社員で働くことは諦めても、完全に専業主婦になる選択は、考えていませんでした。
週20時間程度は働く前提で転職するなら、
後々の手続きを考えても国保のほうがスムーズだと判断したのです。
必要だったのは、
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健康保険資格喪失証明書
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退職証明書
窓口をいくつか回るのは正直面倒でしたが、
丁寧に対応してもらえたことだけが救いでした。
国民年金への切り替え
年金も同時に手続き。
こちらも14日以内。
「会社員じゃなくなった」という現実を、
書類を出すたびに突きつけられているような感覚でした。
本当は、失業保険をもらいながら休むつもりだった
次に向かったのはハローワーク。
退職を決めたとき、私はこう考えていました。
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夫の収入だけでも生活は回る
-
退職金も入る
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しばらく休んで、条件のいい仕事を探そう
正直に言えば、少し休みたかった。
4年間、時短で必死に走り続けてきたから。
でも、現実はそんなに優しくありませんでした。
3か月のタイムリミット|「保育の必要性」の現実
次女が幼稚園で預かり保育を利用するためには、
「保育の必要性の認定」が必要です。
退職したことで、事由が変更になります。
私の場合は「求職活動」。
認められる期間は――
3か月。
その間に仕事が決まらなければ、認定は取り消し。
つまり、
預かり保育が使えなくなる可能性がある。
その瞬間、私は気づきました。
「あ、ゆっくりしてる場合じゃない。」
失業保険を“もらいながら探す”は、理想だった
失業保険は、心のクッションになるはずでした。
けれど私には、3か月という期限がある。
求職実績を作りながら、
本気で次を決めなければならない。
休養期間ではなく、
**“猶予付きの崖っぷち”**でした。
とにかく登録、登録、登録
郵送で認定変更の手続きを済ませ、
同時に動き出しました。
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ハローワーク
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派遣サイト
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転職エージェント
とにかく登録。
自分の市場価値を知るのが怖い反面、
止まったら終わる気がしていました。
正社員を辞めたのに、
結局また“急いで働く場所を探している”。
「私は何がしたいんだろう」
そんな問いが、何度も頭をよぎりました。
それでも私は、働く道を探している
小2の壁で仕事を辞めた。
でも、「働かない」と決めたわけじゃない。
むしろ逆でした。
私は、
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子どもに無理をさせない働き方
-
自分が壊れない働き方
-
家庭と両立できる形
それを探したかった。
その結果、私はこのあと――
急いでフリーランスという選択肢に飛び込みます。
正直、計画的ではありませんでした。
でも、あのときの私は
「止まらない」ことでしか、自分を保てなかったのです。
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