1ヶ月で派遣を辞めるという苦い経験を経て、私の「仕事選びの軸」は研ぎ澄まされていました。
短時間勤務(お迎えに間に合うこと)
オフィスワーク(PCスキルを活かすこと)
経験の活用(自分の介在価値を感じること)
この3つを掲げて再出発した私が最後に出会ったのは、対照的な魅力を持つ2つの会社でした。
1. 【A社】安心感と柔軟性が魅力の事務サポート
1社目は、市ヶ谷にあるアウトソーシング会社。
条件: 週3日、1日4〜5時間(扶養内OK)
環境: 曜日・時間の融通が利きやすく、社員さんも話しやすい。
内容: 助成金申請や請求書作成などの一般事務。
「ここなら無理なく、長く続けられそう」という、温かくて確かな安心感がありました。まさに、子育て中のママにとっては理想的な環境です。
2. 【B社】経験と時給、やりがいに惹かれた不動産ファンド
2社目は、永田町にある大手商社系グループの不動産ファンド・アセットマネジメント会社。
条件: 週2日、10:00〜16:00
待遇: 時給2,000円、駅徒歩1分の好立地
内容: PMレポートチェック、ファンディングリクエストのチェック、指図書作成。
こちらは、正社員時代のキャリアに最も近い業務内容でした。数字を扱い、資料を精査する。「これ、私がやってきたことだ!」と、一瞬で感覚が戻るような親和性を感じました。
3. 私が選んだのは「キャリアの継続」だった
2つの内定(A社は選考中でしたが)を前に、私は迷いました。 「柔軟な働き方」重視のA社か、「専門性を活かせる」B社か。
最終的に私がB社に決めた理由は、タイミングもありましたが、何より**「今後もスキルを活かせる実感」**を優先したかったからです。
前回の「シール貼り」の経験で痛感したのは、私は「誰でもできる作業」だけでは心が枯れてしまうということ。例え週2日という短時間であっても、「私だからできる」という手応えが、働くモチベーションには不可欠だったのです。
4. 「ご縁」を大切にするための誠実な辞退
B社への入社を決めた際、選考中だったA社にはすぐに辞退の連絡を入れました。 「もう一人の候補者の方が、早く採用通知を受け取れるように」という思いもありました。
派遣という働き方は、時にドライに見られます。でも、だからこそ一つひとつの選択に自分なりの誠実さを持つことが、心地よく働き続ける秘訣だと感じています。
まとめ:自分を活かせる場所が、一番の「安定」
小2の壁にぶつかり、正社員を辞めてから迷走し続けた私。 「楽な仕事」を探していたつもりでしたが、本当に欲しかったのは**「自分を活かしながら、家族も大切にできる場所」**でした。
条件や環境の良さは、土台に過ぎません。その上で、どんな価値を提供できるのか。 ようやく、その答え合わせができる場所を見つけました。
次の記事予告
ついに、全9回の連載も最終回。 学童落ちから始まったこの1年半。正社員、フリーランス、そして派遣……。 数々の失敗と挑戦を経て、今、私が思う**「ワーママの働き方の正解」**とは?
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