2017年6月9日金曜日

離乳食が進まない!!

ミルクを嫌がって飲まないと病院で先生に伝えると、早めに離乳食を始めるように言われました。また、ミルク粥などを食べさせて、とにかく少しでも多く体重を増やすようにと言われました。

口を開けてくれない

病院で先生に言われる前に、ミルクを嫌がる赤ちゃんは、離乳食にするとよく食べる場合もあるから、早めに離乳食にしてみたらという意見は、周囲でも多くありました。私と夫が食事をしていると、よだれが出てくるようにもなっており、食事への興味が出てきてるようにも思えたのです。なので、まず十倍粥をつくり、スプーンで一口づつ食べさせてみることにしました。恐る恐る口を開けてくれたのは最初だけ。味がわかったのか、その後は、なかなか口を開けてくれません。笑わせて口が開いたときに、スプーンを突っ込み、なんとか食べさせるという、忍耐のいる作業の繰り返しです。
もしかしたら、お粥が嫌なのかもしれないと思い、野菜を試してみることにしました。ジャガイモやサツマイモ、ニンジンなどいろいろな種類を試してみました。お粥よりは嫌がらないものの、一口か二口程度で、進むようにはなりません。
このときは懸命過ぎて気が付かなかったのですが、娘にとっては離乳食の開始も早すぎたようです。進んで口を開けないのであれば、無理に食べさせる必要はなかったと思います。

ミルク粥が離乳食を嫌がる決定打になる

病院で先生と話し、ミルクを飲まないのなら、ミルク粥を一日に何回も食べさせるようにと言われました。ただでさえ、離乳食をたべてくれないのに、ミルク粥を食べさせるのは、至難の業です。濃度を調整してみたり、ミルクの種類を変えてみたり、いろいろ工夫をしてみましたが、嫌なものは嫌なようで、口に入れても吐き出すようになってしまいました。もう何とかして接種させなければいけないという強迫観念にかられた私は、抱っこして寝ている間に、口にスプーンを差し込み、寝ながら母乳を飲むように、ミルク粥を飲んでくれないかと試すことまでしたのです。
ところが、それが決定打となり、それまで一口か二口なら、なんとか食べてくれることもあった離乳食を、スプーンを見ただけで拒否するようになってしまいました。激しく抵抗して嫌がります。それはもう、食べることが苦痛になってしまっているようでした。

思い切って離乳食をやめてみる

夫と相談し、医師に相談したところで有効な解決策は見つからないし、かえって悪くなっているようにも思えるくらいだし、もう思い切って一旦やめてみようということにしました。食事の席には参加させるものの、無理に食べさせないように、しばらくは母乳だけに戻すことにしたのです。
するとしばらくして、食事のときに自分の分も欲しいという意思表示をすることがありました。そこで、だし汁やコーンスープなど、汁物をスプーンで少し飲ませるようにしてみたところ、嫌がらずに飲んでくれるようになったのです。
ゆっくりと娘のペースにあわせて、無理をさせずに進めていくことで、段々とスプーンに拒否反応を示すことがなくなり、慣れてきたところで、お粥や野菜などの離乳食を再開しました。

食事は楽しむことが大切

とにかく食べさせなければと、必死になればなるほど、娘にとっては食べることが苦痛になってしまっていたのだと思います。まずは、食事が楽しいと思えることが何より大切です。食べたいと思うタイミングがくれば、少しずつだとしても、きちんと食べるようにもなります。
体重を増やさなければいけないと躍起になり、病院の先生に惑わされて、娘の気持ちや考えを理解してあげていなかったと、親としての信念や意志を強く持つことが出来なかったと、後になってから後悔しました。
夫の協力もあり、娘がトラウマを引きずることなく、食べることを楽しめるようになって、本当に良かったと思います。

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