2017年6月1日木曜日

母乳は出すぎても良くないという授乳問題

赤ちゃんが生まれたら、授乳はすぐに出来るものだと思っていました。
妊娠中から既に分泌が始まっており、初乳も普通に飲ませていたので、問題があるとは思わなかったのです。

胸が張りすぎて母乳が出ない

出産してすぐから、胸はパンパンに張り、準備万端という気がしていました。なので、胸が張りすぎて、赤ちゃんの吸う力が追い付かず、上手く飲めないという事態は想定外のことでした。
娘は良く寝る子だったので、飲んでいる途中に疲れて寝てしまうことも多くありました。また起こさないといつまでも寝ているので、お腹が空いて泣くのを待たず、ある程度の間隔で、飲ませるようにしなければなりませんでした。
くわえさせていれば、母乳はどんどん出るようになると思っていましたし、保健師や助産師さんたちも、多くの人がそのように言っていたような記憶がありましたが、実際はそれほど簡単なものでもないのです。
母乳は次々生成されていくのに、娘が上手く吸えないため、古い母乳が溜まっていきます。胸が凝り固まり、母乳が出てこなくなってくるのです。パンパンに張った胸をグリグリと痛いくらいマッサージしてもらったとき、もっと早くやってくれれば良かったのにと思ったものです。そして、母乳は溜めずに出さなければいけないということに、もっと早く気が付いていれば良かったと思います。

上手く飲めないからミルクを足すなんて

私は、本当は母乳が多く出る方でしたが、入院中は、娘が泣くと助産師さんからミルクを飲ませるよう、指導がありました。うまく母乳が飲めないからお腹が空いてなくのだろうと。娘もミルクでも飲んでいました。
生まれたばかりの娘は、哺乳瓶でも嫌がることもなく、むしろ口が小さく吸う力が弱い娘には飲みやすかったようで、上手に飲んでいたのですが、ゲップが苦手な我が子は、ミルクを飲んだ後は白目をむいて、苦しそうに悶えて吐くのです。まるでこの世の終わりが訪れたかのような表情でした。それが見ている私には辛くて、母乳が足りないようには思えず、ミルクはやめたいと思っていました。

母乳が生成され過ぎる

退院の日、師長さんと相談して、次の日すぐに母乳外来に通うこととして、ミルクをあげるかどうかの判断は待ってみようと言われました。母乳外来で指導を受けると、母乳は潤沢に出ることがわかり、むしろ出過ぎているということがわかったのです。
それから何度か母乳外来に通い、余った母乳の絞り方を習うことで、完全母乳で育てて良いと言ってもらえるようになりました。乳腺炎の手前にもなったので、母乳外来は通ってよかったと思い、入院中にも同様の指導を受けることが出来ればよかったのになぁと思いました。
一番良いのは、赤ちゃんが吸ったときに、必要な分だけ母乳が出るという状態です。でも、なかなかそうベストな状態にはなりません。
母乳外来では、自分は、飲ませた後に絞り切るようにといった会話をしていて、隣では母乳の出が良くなる体操のやり方の会話をしていて、どっちも大変だなぁと、みんな授乳を楽にしているわけでもないんだなと実感したのでした。

ミルクでも母乳でも混合でも、母親と赤ちゃんにとって良い方法を選ぶことが出来るというのが、一番大切なことだと思います。それぞれにメリット・デメリットがあり、どういう方法であったとしても、母親にはそれなりのストレスと癒しがあるわけなので、周囲や看護師・医者の意見に耳を貸し意見を参考にすることも大切だとは思いますが、何よりも母親が納得できる方法がベストだと思いました。

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